話せない⇒話せるへ 〜簡単な会話技術で雑談苦手を解消しよう〜

コミュニケーション

A「初めまして」

B「初めまして、よろしくお願いします」

A「今日は良い天気ですね」

B「そうですね」

A・B「・・・・・・」

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初めて会う人と話す時や、あまり会話をしたことがない人と話す時、あなたもこのような経験はありませんか?

「雑談が苦手!」

「会話が続かない…」

「何を話せばいいかわからない…」

こんな悩みを抱えている人は少なくありません。

しかし、雑談は単なる無駄話ではなく、様々な人間関係を円滑にする重要なコミュニケーションスキルです。

実は、雑談が上手な人も最初から上手だったわけではありません。

彼らは経験を重ねて「会話を続ける技術」を身につけているのです。

私は、もともと雑談が苦手でしたが、ちょっとした会話の技術を知ることで雑談の苦手意識を解消することができました。

これらの技術を知れば、あなたも雑談の苦手意識を解消することができるはずです。

この記事では、誰でも簡単に実践できる会話技術をご紹介します。

あなたの雑談に対する苦手意識を解消するための一助となれば幸いです。

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会話(雑談)とは

会話(雑談)とは、二人または複数の人が互いに話したり聞いたりして、共通の話題について意見や感情を交換するコミュニケーションの一形態です。

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✅会話の本質

会話は、単なる情報伝達以上の意味を持ちます。

・「言葉のキャッチボール」のように、互いに理解し合うプロセス。

・相手の存在を尊重し、共通の話題について対話すること。

・心理的な交流を育む手段。

つまり、話すことは手段であり、相互理解による人間関係の構築が会話の本質になります。

✅会話の目的

会話には、以下のような重要な機能があります。

・人間関係の構築

・孤立の防止

・精神的健康の維持

・意見や感情の共有

会話は、特定の目的がない日常的なコミュニケーションであり、自由で柔軟な意見交換を可能にします。

✅会話を続けるための前提

会話は、言葉のキャッチボールとも言われるとおり、前提としてお互いに会話を続けたいと思っているかどうかが重要になります。

お互いに会話を続けたいと思う場合は、言葉のキャッチボールが成立するため会話が続くことになりますが、どちらか一方が会話を続けたいと思わない場合は、ボールが返ってこないので、会話のキャッチボールが続かないようになります。

ですので、まずは会話をするための前提として、あなた自身と相手がお互いに会話を続けたいと思っているかどうかを常に意識するようにしましょう。

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会話を続けるための技術

まず、人は本質的に自己中心的な傾向があり、自分自身に最も関心を持つ生物です。

つまり、相手が一番興味を持つ話題は相手自身の話や、相手に関係する話相手が興味を持っている話などになります。

よくある会話の失敗例として、相手が興味を持たないようなあなた自身の話あなただけが興味を持っている話をしてしまい、会話のキャッチボールが成立しなくなるという事があります。

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とはいえ、相手に合わせてばかりいても自分自身が会話を続けたくなくなってしまうため、会話を続けるための話題は、あなたと相手のどちらも興味を持つ話題を選択するとよいでしょう。

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ですので、まずは相手が興味を持つ話題を見つけることが、会話をするうえで重要となる一つの要因になります。

そんな時に使える二つの技術が、会話の横展開縦展開です。

技術の使い方としては、会話の横展開で相手が興味を持つ話題を探し出し、縦展開でその話題を深堀りしていくというような具合です。

それでは早速、それぞれの技術について見ていきましょう。

会話の横展開(話題を広げる技術)

会話の横展開とは、現在の話題から関連する別の話題へと会話を移行させる技術です。

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具体的な手法としては、以下のようになります。

✅関連する話題への移行

現在の話題に関連する別の話題を見つけ、自然に会話を広げます。

✅共通点の探索

相手の興味や経験と自分のそれとの共通点を見つけ、新しい話題へと展開します。

✅要するに連想ゲーム

要するに、この技術は簡単に言うと”連想ゲーム”です。

現在の話題や、相手の話す経験談などに関連しそうな話題を思い浮かべて話すという手法です。

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一つ例を挙げてみます。

A「最近、ラーメンにハマっています。」

B「それはいいですね!私もラーメンは好きです。どんなラーメンが好きですか?」

A「とんこつラーメンが好きです。」

B「とんこつラーメン、美味しいですよね!他にはどんな食べ物が好きですか?」

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このような具合です。

なお、現在の話題や、相手の話す経験談などに全く関係のない話題を次々と展開すると、会話の流れが不自然になってしまいます。

不自然な会話になると、相手が会話に違和感を感じたり、面白くないと感じて会話が続かなくなる可能性がありますので、気を付けてください。

会話の縦展開(話題を掘り下げる技術)

縦展開とは、現在の話題についてより深く掘り下げていく技術です。

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具体的な手法としては、以下のようになります。

✅5W1Hの質問

Who(誰が)、What(何を)、When(いつ)、Where(どこで)、Why(なぜ)、How(どのように)を使って詳細を聞き出します。

✅感情や考えの探求

相手の感情や考えについて掘り下げた質問をします。

一つ例を挙げてみます。

A「最近、料理にハマってるんです。」

B「料理ができるって素敵ですね。どんな料理を作るのが好きなんですか?」

A「和食が好きで、特に魚料理をよく作ります。」

B「魚料理ですか、難しそうですね。どんな調理法が得意なんですか?」

A「煮付けが得意です。母から教わった秘伝のレシピがあるんです。」

B「家族から受け継いだレシピって何だか素敵ですね。その秘伝のポイントって何かあるんですか?」

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このような具合です。

会話の横展開と縦展開のバランスの取り方

効果的な会話を展開するには、横展開と縦展開をバランス良く使うことが重要です。

経験則としては「横展開2:縦展開8」くらいの割合を意識すると良いと思います。

相手の反応を見ながら、興味を示した話題は縦展開に掘り下げ、反応が薄い場合は横展開で新しい話題を探ります。

ただし、相手との関係性によって話せる程度がありますので、相手が話しにくそうになってきたら、一つの話題を深掘りしすぎないよう注意し、適度に新しい話題を導入することが重要です。

これらの技術を意識的に使うことで、より自然で充実した会話を展開することができますが、会話のパターン化にとらわれすぎず、柔軟に対応することが重要です。

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会話をするうえで一番重要なこと

会話の横展開と縦展開という2つの技術を活用することで、あなたと相手のどちらも興味を持つ話題を知ることができ、その話題を深掘りすることで雑談の苦手意識を解消することができるようになるでしょう。

ですが、冒頭に述べた通り会話の本質は相互理解による人間関係の構築です。

そのためには、あなた自身と相手がお互いに会話を楽しむということが一番重要です。

会話をする際は、あれをしないと!これもしないと!と焦ったり緊張したりせず、リラックスしてください。

口下手でも構いません。

まずはあなた自身が楽しむという姿勢で会話をするようにしてみてくださいね。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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