人から認められたいと思ってSNSを始めたミカ。
しかし、どれだけ投稿を重ねても承認欲求は満たされず、心はすり減るばかり。

そんな苦痛に耐えかねたミカは、承認欲求について相談することにした。
ミカ
「私は他人に認められたい気持ちが強くて、つい周りの評価を気にしてしまいます。どうすればこの承認欲求を抑えられるでしょうか?」
*
「無理に抑える必要はない。
その前に、その承認欲求はどうなれば満たされるのかを考えるべきだ。どんな状況になれば『満たされた』と感じるのか。それを明確にするのが第一歩だ。」
ミカ
「なるほど、まず“承認欲求が満たされる状況”を定めるのですね。でも、現実では他人の反応はコントロールできません。どうすれば他人に左右されずに自分の承認欲求を満たすことができますか?」
*
「他人に左右されずに満たしたいなら、自分が自分を承認すればいい。
自分を褒め、自分の満足で心を埋めるんだ。不確定な他者に期待しなくても、自分で満たせる。」
ミカ
「なるほど、自分で承認欲求を満たすのですね。でも、自分を褒める基準を見つけるのって難しいです。どうやって自分自身の満足基準を見つければいいでしょうか?」
*
「そこで大事なのは“理想の自分と現実の自分を混同しない”ことだ。
理想を持つのはいいが、あまりに遠いと到達できず苦しくなる。まずは手の届く小さな一歩を目標にすればいい。例えば『毎朝決まった時間に起きる』『朝食を食べる』──そんなことですら続けられれば、それだけで立派だ。」
ミカ
「なるほど、まず手の届く目標から始めるのですね。でも、私は自分で自分を褒めても虚しいと感じる場合があります。そんなときはどうすれば、自分の承認欲求を満たすことができますか?」
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「なら、その虚しさの原因を探ればいい。
他人との関わりが足りないからなのか、それとも自分を認められないからなのか。その正体を突き止めることが、承認欲求を自分で満たす第一歩になる。」
ミカ
「なるほど、虚しさの原因を突き止めることが重要なのですね。では最終的に、他人の評価を気にせずに自分の承認欲求を満たすために、日常生活で具体的にどんな習慣や行動を取ればよいでしょうか?」
*
「答えはシンプルだ。他人と比較するな、過去の自分と比較しろ。
少しでも継続や進歩があれば、それは賞賛に値することだ。日常の中の日々の小さな行動を見逃さず、褒めてやればいい。」
まとめ
承認欲求に振り回されないためには、満足の基準を他人に委ねないこと。
過去の自分と比べ、成長を認めてやること。
それだけで、自分の心は自分で満たすことができる。
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