「私に向いている仕事って何かな、モヤモヤするな…」
「ハッキリしないけど、今の仕事に対して何となく不安や不満がある!」
あなたは、このようなモヤモヤとした思いを抱えていませんか?

特に、「仕事だから」と我慢を繰り返す経験が重なると、自分の心の声が聞こえなくなってしまい、あなたが本当にやりたいことや、あなた本来の強みが何だか分からなくなってしまいます。
他の誰かに聞くよりも、あなたの事を一番よく知っているのはあなた自身です。
あなたが聞こえなくなってしまった自分の心の声も、AIという便利なツールを使うことで、分かりやすく書きだすことができます。
この記事では、AI「Perplexity」を活用し、あなたの強みや特性にぴったりの職業や、どのようなことに興味を持つかを自己分析する方法をご紹介します。
あなたが本当にやりたいことや、あなたの本来の強みを発見する一助になれば幸いです。

1.AIの特性と自己分析に活用するメリット
AIには、自己分析をサポートするための3つの優れた特性があります。
これらの特性を活用することで、あなたの潜在的な能力や何に興味があるかを引き出し、将来の仕事の可能性を広げることができます。

以下に、AIの持つ3つの特性とそのメリットを詳しく見ていきましょう。
①論理的な情報提供
AIはあなたの経歴や得意なこと、興味のあることなどを整理し、分析して分かりやすく説明します。
自分では気づかなかった強みや興味の対象などを明確に把握でき、自分自身をより深く知ることができます。
②分析能力の高さ
AIは膨大な情報を短時間で調べ、あなたの特徴と様々な職業との相性を分析します。
気づきにくい傾向や関連性を見つけ出し、新たな職業の可能性を提示します。
③表現力の高さ
頭の中でぼんやりしている興味や願望を具体的な言葉で表現します。
あなたが本当にやりたいことや適性を明確にし、将来の職業のイメージが描きやすくなります。
これらの特性によって、AIはあなたが本当にやりたいことや向いていることを発見する頼もしいサポート役となります。
活用することで効率よく自分自身を深く理解することができ、あなたにぴったりの職業を選ぶ手助けとなることでしょう。
Perplexityを使うメリット
Perplexityは「最新情報を基に質問に答えたり文章を作成したりするAIツール」です。
数あるAIツールの中でも以下の3つが特に魅力的です。
✅信頼できる情報源を提供
Perplexityは、答えの元となる記事や論文などの出典が明示されるため、情報の正確性や信頼性が確認でき、安心して利用できます。
✅会話形式で情報を得られる
質問を繰り返しながら会話形式で自己分析を進められるため、難しい操作なしで、自分の興味や強みについて深く理解していけます。
✅無料で高機能
引用元表示や会話履歴の保存など、多くの便利な機能が無料で使えるため、コストを気にせず気軽に試すことができます。
これらの特徴により、初心者でも気軽に自己分析が始められます。

2.手法の概要
この方法は、決まった質問であなたを型にはめるような一般的な自己分析ツールとは異なり、AIとの対話を通じて自己分析を進めていきます。
このような手法をとることで、あなたのために最適化された個別具体的な質問を通じて、より深い自己分析をすることができます。
その結果、あなたの強み、価値観、興味などの本質的な特性を把握し、自分にぴったりの職業や興味を見つけることができます。

3.具体的な実践方法
それでは、AIとの対話を通じた自己分析の具体的な手順を見ていきましょう。
ただし、前提としてAIは自発的に情報提供をするわけではありませんので、AIに何をしてほしいかという具体的な指示を出す必要があります。
以下は、AIに適切な質問を出してもらい、あなたの能力や特性、興味の対象を探してぴったりの職業などを見つける手助けをしてもらうために、あなたがAIに出す指示の例と、手順の大まかな流れです。
①目的を明確に伝える
まずはAIに「自己分析」や「自分にぴったりの職業探し」をしたいという目的を簡潔に伝えます。
✅AIへの指示の例
「私は自己分析を進めて、自分の能力や特性、興味を整理し、それに合ったぴったりの職業を見つけたいと考えている。」
✅AIの回答例(要約)
自己分析の進め方やぴったりの職業の探し方について説明。
具体的には、過去の経験を振り返ることや、価値観を整理すること、適職診断ツールの活用などを提案。
②今の状況と何をしてほしいかを具体的に伝える
自己分析の進め方やぴったりの職業の探し方が紹介されましたが、今回はAIに自分の分析をしてほしいので、今のあなたの状況を知らせ、また、具体的に何をしてほしいかという指示を出します。
✅AIへの指示の例
「でも、私は自分の強みや興味が分からない。
そこで、私の強みや興味、スキルなどを見つける具体的な質問を、優先度の高い順から一つずつしてほしい。具体的な質問を一つずつしてみて。」
✅AIの回答例(要約)
「過去に最も達成感を感じた経験は何ですか?それはなぜですか?」
③質問に答えていく
AIから出される質問に順番に答えていきます。
この質問に対して何もないと言う方は、小さな成功体験やあなた自身が普通にできていることでも構いません。
うまく言葉にできなくてもAIは意図をくみ取ってくれるので、ありのままにあなたの思うことを回答してみて下さい。
なお、回答の最後に「次の質問を出して」という指示を忘れないようにしてください。
✅AIへの指示の例
「(あなたの経験)ができたこと。(あなたが達成感を感じた理由)でやりがいがとても感じられたから。次の質問を出して。」
✅AIの回答例(要約)
「他人から褒められたり、評価されたりしたことは何ですか?具体的なエピソードを思い出してください。」
④AIとの対話を続けて掘り下げる
AIから次の質問が出たので、更に答えていきます。
回答の最後に「次の質問を出して」という指示を忘れないようにしてください。
この流れを繰り返し、AIとの対話を続けてあなた自身について掘り下げていきましょう。
✅AIへの指示の例
「(あなたの経験)で褒められた。次の質問を出して。」
⑤AIから分析の結果を聞く
AIが分析できるだけのやりとりが終わると、AIからあなたにぴったりの職業の候補などを聞くことができます。
✅AIの回答例(要約)
・あなたの強み
・あなたの興味
・あなたにぴったりな職業の例
・次に取るべきステップ

⑥職業の候補から興味を持てる対象を絞る
ここまででも、あなたのために最適化された個別具体的な質問により、あなたにぴったりな職業を知ることができます。
ここで終えても十分効果があると思いますが、さらに踏み込んで、職業候補から最も興味が持てるものを絞り込むことも可能です。
AIに以下の指示を出してみましょう。
✅AIへの指示の例
「それらの職業候補の中で、私がどの仕事に一番興味を持てるかを知りたい。先ほどと同様に一問ずつ私に質問を出して私が一番興味を持てる仕事を分析してほしい。」
以降の流れは上記とほぼ同じなので割愛しますが、AIと対話を繰り返すことで、最もあなたにぴったりで、かつあなたが興味を持てる仕事を知ることができます。
⑦個別の特性を知る
補足として、分析結果を聞いた後、以下のように指示を出せば、あなた自身の特性について、個別に詳しく知ることもできます。
✅AIへの指示の例
・興味の対象を知る
「私を分析した結果、私はどのような事に興味を持つかを具体的に教えて。」
・自分の得意な事を知る
「私を分析した結果、私はどのようなことが得意かを具体的に教えて。」
他にも聞きたいことがあれば、ぜひAIに質問してみて下さい。
「私を分析した結果、私の〇〇について具体的に教えて。」
というように指示を出せば、あなたの分析結果に基づいた個別具体的な話を聞くことができます。
実践時の注意点やコツ
この方法を実施する際は、AIの特性に基づく注意点を理解し、その特性に合わせた指示を出すことで、あなたにとって本当に有益な分析結果にたどり着くことができます。

以下に、その注意点やコツを挙げますので、参考にしてみてください。
✅AIは自発的に情報提供しない
必ず「何をしてほしいか」という具体的な指示を出す必要があります。
✅対話の主導権を握る
AIとの対話の流れはあなたが制御することが重要です。
あなたの意図に沿うよう具体的な指示を出すことで、意図した結果が得られます。
✅意図しない流れになった場合
流れがずれたと感じたら、「〇〇ではなく△△について知りたい」と具体的に修正指示を出しましょう。
✅繰り返し対話することで深い分析が可能
AIとの対話を繰り返すことで、あなたにとって本当に有益な分析結果にたどり着くことができます。
あとがき
一見するとAIは難しそうなイメージがありますが、丁寧にAIと対話していくことで、自分が望むとおりの答えを得ることができます。
特にAIはデータ分析能力に優れているので、うまく活用すると、あなた自身についてより深く知ることができるはずです。
何人かの人に今回の手法を試してもらい、「今まで知らなかった自分を知ることができた」と言う意見をもらうことができたことをきっかけに、今回の記事を執筆しようと思いました。
この記事が、あなたがより深く自分自身の事を知り、仕事に対して抱くモヤモヤを解消するための一助となれば幸いです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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