支出管理がうまくいく「感情に頼らない節約術」

家計の味方

「今日は疲れたし、なんか甘いものでも買おうかな…」

気付けばコンビニでスイーツを持ってレジに並んでる。

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それ、昨日もやってなかった?

この「なんとなく」でお金が消えていく感覚、身に覚えがある人は多いと思います。


でも、これはあなたがダメなんじゃありません。



お金って、感情で判断すると簡単に漏れていくようにできてるんです。

実は、私も仕事帰りによくコンビニでドーナツを買ったり(しかも2つも)、人から美味しいと聞いたお菓子は、とりあえず買ってみるというようなことをしていました。

でも、「よし、もう買わない!」と気合いを入れて我慢しようとしても、すぐにストレスが溜まって買ってしまう。


むしろ、我慢すればするほど、お菓子のパッケージが光って見えてくるんですよね…


だからこそ、お金の使い方においても「感情に頼らない仕組みづくり」の重要性を、かなり早い段階で実感してきました。

今回はその中でも、感情を“通さない”仕組み作りのアイデアをいくつかご紹介します。

お菓子に限らず「また余計なもの買っちゃったなあ…」って、あとでモヤっとするあの瞬間。


あれをちょっと減らせたら、気持ちも財布もかなり楽になります。


意思の強さに頼らずに、お金の流れを整えるためのヒントになれば嬉しいです。

感情 vs 仕組み! 勝つのはどっち?

よくある節約術って、「意思を強く持とう」とか「我慢しよう」とか、精神力前提なものが多いですよね。

でも、欲しいと思う時の感情って基本的に強い。

あなたは欲しい物を我慢した時、どのように感じますか?

恐らく多くの方が「すっごいストレス溜まる!ムキーッ!!」ってなるはずです。

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私もそうですが、無理に欲しいと思う時の感情を抑え込んでも強いストレスを感じるだけです。


特に、テンションや欲望の波が来たときに、正面から抑え込むのはかなりしんどいです。

結局、無理に欲しい物を我慢しても、積もりに積もった感情が爆発して、物欲大魔王が暴れるだけです。

まさに、駄々っ子を怒っても余計に泣くのと同じですよね。

「じゃあ、どうしろっていうの!」

でもね、実はけっこう方法ってあるんです。

中でも私が意識してるのが、「そもそも感情が入り込めない仕組みを作る」ということです。


いくつか具体例を出してみますね。

明日も欲しかったら買う

衝動買いの大半は、その場の感情によるものです。


なので私は、こう決めています。

「明日も欲しかったら買う」

これだけで、かなりの支出が自然にカットされます。


翌日になっても欲しいと思えたら、それはわりと“本物の欲求”なんですよね。

特に夜更かししている時や疲れている時は、だいたい変なテンションになっていたりします。

なので、そんな時に欲しくなった物には要注意です。

一旦寝て頭を冷やしましょう。

翌日冷静になってみると、だいたいは「なんで昨日あんなに欲しかったんだろ…」ってなります。

夜更かしや疲れている時に欲しいものができたら、まずは寝る!“

地味だけど、コスパ最強の方法です!

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わざと手間を増やす

今って、大手通販サイトを見ていてほしい物があれば、スマホでワンタップすれば物が届きますよね。


…だからこそ、それをわざと不便に戻すのがポイント。

私がやっているのはこんな感じです。

・アプリからログアウトしておく

・クレカ情報は毎回手入力

・「今これ買うべき?」ってもう一度自分に問い直してから決済する

これ、正直かなり面倒です。


でもその「面倒くささ」こそが、冷静さを取り戻す時間をくれるんです。

アプリでポチる=ほぼ反射。

ですが、手間を挟む=我らがヒーロー、理性の登場です!

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特に、自分自身に買い物の必要性を問い直すのは効果が高いですよ。

「今が安いから!」

「いつか使うから!」

「限定だから、今買わないと!」

他人に同じ相談をされた時、あなたはその理由を聞いても「買っちゃえ!」って言えますか?

こう考えると、意外と気持ちが落ち着いてくるんですよね。

「使っていいお金」を決めておくと、逆に暴走しない

全体をガチガチに管理するのではなく、“自由に散財していい予算”を最初に確保しておく。

つまり、予算管理をするのがやはり有効です。

私の場合は、月に10,000円は”ごほうび枠”として確保しています。


この範囲なら何を買ってもOK。ノールール。

すると不思議なことに、それ以外ではあまり浪費しなくなるんです。

人って、「全部ダメ」と言われると暴れたくなるけど、最初から暴れていい場所があれば、それ以外は案外静かになれるんですよね。

「ここだけは遠慮なく楽しむ」って自分に許可を出すのが案外効果的なんです。

まるで、普段は節約モードで口を固く閉じているお財布さんが、「今日は特別開放デー!」とばかりに、お札が数枚ピョーンと飛び出すのをニコニコしながら見送ると、なぜか次の日からは「まあ、あいつらも楽しんだことだし…」と、意外とおとなしくなる、みたいな不思議な現象です。

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お金の使い方は“仕組み”で変わる

多分、節約が得意な人って、別に性格がストイックなわけじゃないんだと私は思います。


そういう人は、ただ、感情が入り込まないような“仕組み”を設計してるだけなんです。

…まれに節約仙人みたいな、節約自体が楽しいという人もいますけどね。

ただ、あれはもう別の生き物です。

話を戻すと、やっぱり私たち凡人は仕組み作りをすることが、余計な出費を抑える鍵になるんだと思います。

・自動で感情が冷めるまで判断を保留する

 欲しい!でも、買う前に一回寝る。

・衝動的に買えない仕組みにしておく

 簡単にポチれなくする。

・自由に使える“遊び場”を用意しておく

 予算の範囲内で遊ぶ。

これらはすべて、「自分を抑える」ではなく「自分が暴れない仕組みを作る」という話になります。

そんな仕組みがあれば、あなたも気づいたら“無駄遣いしなくなってた”なんてことも、きっとあるはず。

感情が悪いわけじゃない。でも、判断には向いてない

感情は、人間らしさの源です。


でも、先ほどお話したように、お金に関する判断には、あまり向いていないことが多いと感じます。

それならいっそ、感情を最初から参加させない仕組みにしたほうが、お互い平和です。

もしあなたが、「どうして毎回こうなるんだろう」と悩んでいるなら、それはあなたが悪いんじゃなくて、仕組みのほうが感情に甘すぎるのかもしれませんね。

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あとがき

今回は、お金の使いすぎを仕組みで防ぐというテーマでお話しましたが、いかがでしたか?

私たちは、つい余計な物にお金を使ってしまい、その度に後悔を重ねてきました。

でも、浪費の原因を「自分の甘さ」とか「意志の弱さ」にする必要はありません。

感情は人間らしさの源でもあるので、単純にそれを抑え込むのではなく、どう付き合うかという目線が大事です。


そのためにも、どうやって感情が判断に入り込まないようにするかを考えるほうが、ずっと健全です。

自分に厳しくなるよりも、自分が楽でいられる仕組みを整えてみてください。


結果的にそっちのほうが、余計な支出も減ります。

自分を責めるより、仕組みで解決する。

私の場合は、夜更かししている時や疲れている時の買い物に気を付けています。

「寝かせてから買う仕組み」を取り入れただけで、通販サイトでの即ポチをやめることに成功し、月2万円程度支出が減りました。

あなたも是非意識してみてくださいね。

…ちなみに私は、近くを通るたびにいつも立ち寄ってしまう美味しい台湾菓子のお店があります。

「余計な支出を減らすぞ!」

頭で分かってはいても、そこの台湾カステラに毎回手が伸びちゃうんですよね。

ふわふわ食感と優しい甘さ、食べるだけで全てが満たされるあの味わい…

あれだけはちょっと反則です。

やっぱり、どれだけ仕組みを考えても、感情に負ける時は仕方ないのかもしれませんね。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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