「意見を言うのが怖いときは」──ある対話から

コミュニケーション

あなたは「自分の意見を言うと人とぶつかってしまうのが怖い」と思ったことはないだろうか?

あなたと同じように、ここにも発言することが怖いと悩む者がいた。

―――いつも思ったことを言うことができないミカ。


自分の意見を言うよりも、人との対立が怖いミカは今日もモヤモヤしていた。

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自由に意見を言えないもどかしさに耐えかねたミカは、意見を言うことについて相談することにした。


ミカ
「自分の意見を持つと、人とぶつかってしまうのが怖いです。どうすればいいですか?」


「まずは恐れの原因を突き詰めることが大事だ。
自分の意見が他人に否定されることが怖いのか、それとも対立すること自体が怖いのか。

ただ、全く同じ価値観や経験を積んできた者は存在しない以上、意見には何らかの反論が出ることが多い。


だからといって自分の意見を無理に封じるような生き方は、自分自身を否定することになり、やがて人生の迷子になるからおすすめはしない。

結局、自分は何故人とぶつかることが怖いのか。その原因を特定することが大事だ。」


ミカ
「でも、対立を避けて流されているほうが楽な気もします。それじゃダメですか?」


「その姿勢は最終的に自分のためにならない。


たしかに流されるのは楽だろう。
だが、最後に振り返ったとき、流されるだけだった人生に後悔しない自信はあるか?

少しでも後悔すると感じるなら、意見を主張する練習を始める方が良い。


主張が必ず対立につながるわけではない。
むしろ、互いに主張を出し合って調整すれば、互いに納得のいく答えに至ることもある。」


ミカ
「意見を言って相手に否定されたら、自分が間違っているように感じてしまいます。」


「まずは自分の意見とその理由に確信を持て。
個々の価値観が違う以上、全ての意見が肯定されることはない。
だが否定されたからといって、即ち間違いだということでもない。

有名なトロッコ問題を例にしよう。
1人を犠牲にして5人を救うか、5人を犠牲にして1人を救うか。
どちらが正しいかの”絶対的な答え”は存在しない。
正解はそれぞれの価値観によって異なるのだ。

通常、自分が間違っていると思う意見を正当だと発言する者はいない。
だからこそ、自分の意見とその理由に確信を持つことが大切になる。」


ミカ
「でも、自分の意見を言うと相手を傷つけてしまうことがあるのでは、と不安になります。」


「相手の反応までは制御できない。まずはその事実を受け入れることだ。
意図して傷つけるのでなければ、相手が意見を聞いてどう受け取るかは相手の自由だ。

発言の際に相手に配慮することはできる。
だが、配慮しても相手がどう感じるかは制御不能だ。

自分の制御の範囲を超えた物は気にしてもどうにもならない。


だから”自分が制御できる範囲”と”制御できない範囲”を線引きして考えよ。」


ミカ
「そうは言っても、意見を言ったあとに“やっぱり言わなければよかった”と後悔してしまうことがあります。
その後悔とどう向き合えばいいですか?」


「失敗を恐れないことだ。
発言したということは、その前に『言わない後悔より言う後悔の方がマシ』と無意識的に判断しているはずだ。

どちらにしても後悔するなら、自分が合理的だと思った判断を受け入れればいい。


そして、その後悔から学び次に活かせばいい。
後悔は学びの機会だ。

失敗を恐れずに積み重ねていけば、『言わなければよかった』という後悔も徐々に減っていくだろう。」


まとめ

・意見が違うのは当たり前。怖さの原因を特定せよ。

・流される生き方は楽だが、最後に後悔する可能性が高い。

・否定されても間違いとは限らない。確信を持て。

・相手の反応は制御できない。線引きを意識せよ。

・後悔は学びの機会。恐れずに積み重ねよ。

意見を言うことは衝突を生むためではない。
互いの理解を深めるためにある。
怖さを感じても、その一歩は必ず自分自身を成長させるはずだ。

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